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働く場合、仕事に違いはある?

介護保険サービスは2000年からスタートし、今日に至るまでに様々なサービスを提供する会社や介護保険サービスの種類が増えました。しかし、サービスごとの違いがまだまだ世間に浸透していないのが現状です。
小規模多機能型居宅介護やグループホームは「地域密着型サービス」に位置付けられており、事業所がある当該市町村に住んでいなければ利用することができない、ということもまだまだ知れ渡っていません。
それではこの地域密着型サービスは、よく知られている特別養護老人ホームなどの施設と仕事内容は違うのでしょうか。結論からお伝えすると仕事内容に大きな違いはありません。

地域密着型サービスは、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせるように、という目的で創設されたサービスです。提供する介護に違いがあるわけではありませんので、地域密着型サービスの事業所で業務しても、他の施設と同じようにトイレ介助や入浴介助といった介護サービスを提供することになります。
あえて大きな違いとして捉えるならば、地域密着型サービスを提供する事業所は特別養護老人ホームなどの施設と比べ、小規模な施設になり、アットホーム感や在宅生活の雰囲気を重視する傾向にありますので、建物の設備は最小限に抑えている事業所が多いです。
特別養護老人ホームであれば、機械を使ってお風呂介助をするような高齢者でも、一般的に手に入る用具を工夫してお風呂介助をしたり、マンパワーを使って、できる限り家庭と同じ環境になるように考えて介護サービスを提供する部分が、大きな違いになるといえるでしょう。